どるから -石井館長が女子高生に憑依!?-

WEBコミックガンマで連載中の「どるから」の感想です。

 

最初に作品内での話と予め断りを入れておきます。

本作は元K-1プロデューサーの石井和義さんが女子高生になってしまうというストーリーとなっています。

何をいっているのかわからないと思いますが、私も最初はわかりませんでした。

 

読み進めるうちにただのTSFや転生ものではない魅力にあふれ、続きが非常に気になる作品だとわかると思います。

 

※現在発売されている3巻までの感想です。

原作:石井和義様 作画:ハナムラ様 脚本:龍造寺慶様 出版社: 竹書房 (2018/2/19)

どるから あらすじ

 

正道会館館長であり、世界的格闘技イベント「K-1」元プロデューサーである石井館長は、脱税の容疑で逮捕されてしまい実刑判決を受ける。

刑期を終え出所した直後、居眠り運転のトラックにひかれ死亡してしまう石井館長。

そして、謎の白ネコの力により自殺し魂の入っていない女子高生「一ノ瀬ケイ」の身体に乗り移る。

 

父の遺した借金のために自殺してしまったケイのために石井館長の道場立て直し計画が始まる!

どるから キャラクター

 

石井和義

正道会館館長 格闘技イベントK-1プロデューサー。

脱税と証拠隠滅教唆の容疑で逮捕。

静岡刑務所に収監、1年2か月後に出所した。

出所直後、車にひかれて亡くなるが女子高生「一ノ瀬ケイ」の身体に魂が移る。

※漫画の中の設定です。

 

一ノ瀬道場 関係者

一ノ瀬ケイ

石井館長の魂が宿った女子高生。

空手道場である「一ノ瀬道場」の娘。

父親を失い、負債を抱えた道場を一人で立て直そうと奮闘したがうまくいかず自殺を図る。

現在ケイ本人は魂だけの状態となっている。

 

御国ハジメ

一ノ瀬道場 師範代。

生前ケイが好意を寄せていた人物。

 

ケイと同じ学校に通う友人。

身長が高くスタイルがいいボクっこ。

石井館長と共にアイドルのボディガードをするためアイドル研修生となる。

 

リエ

ケイの友人。

弟がイジメで引きこもっているためケイに相談する。

 

ケイの友人。

ケイと同じく御国に好意を寄せる。

道場の娘だからと御国にヒイキされていたケイを妬ましく思っている。

 

五十嵐みずき

松竹信用金庫・融資担当者。

経営難の一ノ瀬道場とケイをなにかと気にかけてくれる人物。

病院から抜け出したケイを心配して夜の街を探し回るほど。

借金返済のためにケイに大型案件(アイドルの護衛)を紹介する。

 

清水智英

壬生格闘ジムでインストラクターとして働く。

格闘大会に出場し有名になることを夢みているがうまくいかず、負けを繰り返す。

一ノ瀬ケイの強さに自身の再起の可能性を見て一ノ瀬道場へ入門しようとするが・・・。

 

湯木スーパーメソッドジム

湯木マリア

MMA(Mixed Martial Arts いわゆる総合)の天才。

経営するジムに必要なスター選手として、ケイを欲する。

 

???

???

出所した石井館長の前に突如現れた白いネコと魂の状態のケイの前に現れた黒いネコ。

白いネコは石井館長に目をつけ、魂を一ノ瀬ケイの身体に移す。

黒いネコは魂だけになったケイを一時的に気を失った鈴の身体に移す。

魂を移すには条件があるとのことだがこの2匹の猫の目的は現在のところ不明。

どるから 感想

 

実在の人物・元K-1プロディーサーの石井和義さんが本人役で登場し、原作もつとめる作品です。

石井 和義(いしい かずよし、教義(読み同じ)に改名、1953年6月10日 - )は、日本の空手家。愛媛県出身。新日本空手道連盟 正道会館の宗師。

格闘技プロモーター、K-1の企画・運営会社「ケイ・ワン」の元社長、K-1の元テレビ解説者。フルコンタクト空手から、立ち技格闘技イベントK-1のプロデューサーとして格闘技ブームを巻き起こした。

出典:Wikipedia

作中では、過去の石井館長のエピソードやコラムがあります。

ほんの少しですが実在の選手も登場します。

 

空手道場を立て直すビジネスとしての面白さや、格闘としての面白さなど色々な要素があり続きが読みたくなる漫画です。

赤字道場の立て直し

石井館長が転生した女子高生「ケイ」の家は空手道場を経営していました。

転生した先が空手道場ということに因果を感じる石井館長でしたが、色々と問題がありました。

  • 父親が亡くなっている。
    父親が遺した借金がある。

学生にはきつい現実です。

道場をたたみ遺産放棄すればよいのですが・・・。

ケイは父親との思い出がある道場を手放したくなかったのでしょう。

道場を立て直していこうと努力しますが力が及ばず、希望を失って自ら命を絶ってしまいます。

 

この事情を知った石井館長がケイに変わって道場の立て直しをする、というのが序盤のストーリーの展開となっています。

 

まず、石井館長は元K-1プロデューサーとしての手腕を発揮し、道場を再建する計画を立てます。

スタバのブランドとマーケティングを真似た21世紀の空手。

オシャレで清潔な空間でデザイナーズウェアをきて新しいメソッドを取り入れた女子をターゲットとした道場経営計画です。

 

これを聞いていたケイ本人は、伝統的な空手道を追求する父親の姿を誇らしいと思っていたため、石井館長のやり方に反発します。

赤字経営の道場ですが、ケイにとっては父との思い出がつまった大事な場所です。

ケイの目には石井館長の姿は「お金」ばかりを求める醜いものに映ったのかもしれません。

 

その「お金」のせいで自殺までしてしまったケイは石井館長の元を離れてしまいます。

ケイが離れた影響により、ケイの身体を借りた石井館長に異変が起こり始めます。

TSF要素は?

本作のTSFの手法としては

憑依

  • 精神が異性の体に憑依する。

出典:Wikipedia

こちらが一番近いと考えます。

 

元の身体に比べると「リーチと体重が足りない」女性の身体で、倍の大きさはありそうな男性と戦うドキドキはあるものの、女子高生になってしまってドキドキする、というような場面はあまりありません。

あくまでも本作はビジネスとしての道場経営や格闘アクションがメインとなっています。

 

とはいえ、石井館長がアイドルの護衛をするためにアイドル研修生になったり、ケイの友達の女子高生の着替えを見てしまってとまどう姿は面白いです。

こういった場面ではTSF要素を少し感じました。

喧嘩格闘アクション

巻末のおまけ漫画によると、作画のハナムラさんはバトル漫画を描いたことがないとのことですが、すごく迫力があって楽しんで読むことができます。

現在発売中の3巻までの展開では、格闘技としての試合はほとんどありません。

実戦としての喧嘩がメインで、ある意味現代的な戦いが多いです。

いくら喧嘩が強くともハメられて弱みを握られ逆らえなくなるような戦い。

ストーカーに狙われるアイドルのボディガードとして、凶器を持った得体の知れない相手と戦い。

一対一で殴り合って解決とはなりません。

 

このような戦いに主役として、また脇役として石井館長が活躍します。

そして、3巻の終盤で女性版K-1のような「ユニバース・ガールズ・トーナメント」の開催が決まり、格闘技としてのアクションも始まります。

ネコたちの目的は?

館長とケイの前に姿を現したネコたちの目的はなんでしょうか。

 

3巻までの印象では

白ネコは道場の立て直しをさせようとしているように見えます。

そのために石井館長に目をつけた描写があります。

 

黒ネコはそれを邪魔しているように感じます。

二匹のネコに共通するのは、魂を別の身体に移せることです。

また、黒ネコと組めば「肉体とは別の場所から再現なくエントロピーを借りてこられる」というシーンがあります。

 

エントロピーとはなにか。

エントロピー(英: entropy)は、熱力学および統計力学において定義される示量性の状態量である。熱力学において断熱条件下での不可逆性を表す指標として導入され、統計力学において系の微視的な「乱雑さ」を表す物理量という意味付けがなされた。統計力学での結果から、系から得られる情報に関係があることが指摘され、情報理論にも応用されるようになった。物理学者のエドウィン・ジェインズのようにむしろ物理学におけるエントロピーを情報理論の一応用とみなすべきだと主張する者もいる。

エントロピーはエネルギーを温度で割った次元を持ち、SIにおける単位はジュール毎ケルビン(記号: J/K)である。エントロピーと同じ次元を持つ量として熱容量がある。エントロピーはサディ・カルノーにちなんで一般に記号 S を用いて表される。

出典:Wikipedia

このようなものだそうです。

この「再現なくエントロピーを借りた」人間は、爆発的に身体能力が向上します。

これは黒ネコだけの能力なのか、または白ネコももっている能力なのかは現時点で不明です。

この能力を使った戦いはどのようなものなのか、その目的はなんなのか。

今後の見どころの一つです。

 

また、白ネコと黒ネコの関係はわかりませんが、目的は相反していると考えられます。

まとめ

女子高生に転生する?憑依する?といったTSFそのものの設定ですが、格闘やビジネスがメインの漫画です。

石井館長が女子高生に、という設定も面白いですが、それを抜きにしても面白い作品です。

石井館長って誰?という人でも楽しめるのではないでしょうか。

 

タイトルの「どるから」ですが、読む前は絵柄から「アイドル空手」の略かな?と思っていました。

中身を実際読んでみると、経営などの話があったため「$空手」の略かと思っていましたが、コミックスの表紙にDOLL-KARAとありました。

DOLLは人形・・・かと思いましたが違いました。

 

  • DOLL
    〈俗〉
    若くてとても魅力的な女性
    〈俗〉美しいが理知[表情]に欠ける女(の子)
    〈俗〉親切な人
    〈俗〉《呼び掛け》愛する人◆【同】sweetheart

出典:英辞郎 on the WEB

ここから考えると、DOLLの意味は「若くてとても魅力的な女性」が自然な感じがします。

簡単にまとめると「かわいい女子空手」

一周回ってアイドル空手に戻った感がありますね。

本当のところは不明なのですが。

どるから コミックス

 

原作:石井和義様

作画:ハナムラ様

脚本:龍造寺慶様

既刊3巻 続巻

掲載誌:WEBコミックガンマ

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脱税の罪で実刑判決を受けたK-1の創始者・石井館長。1年間の刑期を終え静岡刑務所を出所した石井館長だったが、その直後、ト…

 

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原作:石井和義様 作画:ハナムラ様 脚本:龍造寺慶様 出版社: 竹書房 (2018/2/19)
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