甘く危険なナンパ刑事 -金と女が大好きな面白刑事-

ドラマ化された「今日から俺は!!」の西森博之様が描く刑事モノの漫画です。

この作品は西森さんの初の週刊連載とのことですが、現在と比べてもなんら遜色がない面白さがあります。

 

他作品も同じですが、たまに読み返したくなるほど面白い漫画です。

作者:西森博之様 出版社:小学館 (1990/10/18)

甘く危険なナンパ刑事 内容

 

千葉北西警察署に配属された新人刑事 相沢光司 は軽薄で無責任なナンパ刑事。

この世の金と女は全部自分のもの。

けれどもナンパ刑事のゆくところ事件あり。

千葉の正義を守るため今日も銃をブッ放す。

 

甘く危険なナンパ刑事 キャラクター

 

相沢光司

刑事課に配属された新人刑事。

TDE社製 44オートマグを密輸(?)して所持しており、初期の両津勘吉のように銃を撃ちまくる。

お金と女性が大好きなナンパ刑事で女性にはとことん弱い。

刑事としての能力は高いが泳げない。

 

山田

相沢の面倒をみることになった先輩刑事。

刑事の雰囲気がないおじさん。

 

西城課長

刑事課の課長。

スターム・ルガー社製 44マグナム スーパーブラックホークを所持。(やはり密輸)

 

権藤

マッスル権藤。相沢より3日遅れて千葉北西警察署に配属された新人で相沢の相棒。

正義感があり、小さな犯罪行為も見逃せない。

風貌、立ち位置ともに「今日から俺は!!」の今井のような存在。

 

小林麻子

相沢より1か月遅れで刑事課に配属された女刑事。

男性のような服装をしているがかなりの美人。

権藤の代わりに相沢の相棒となる。

男性に負けないくらい強い。

 

甘く危険なナンパ刑事 感想

 

連載時期が近いため、ノリは「今日から俺は!!」の初期のころに近いです。

刑事版の「今日から俺は!!」のような感じです。

また、他作品と共通して独特の雰囲気がありハマってしまうと抜けられない面白さがあります。

 

主人公の相沢は三橋に近く、親しみを覚えるキャラクターです。

三橋からヒキョーを抜いた感じでしょうか。

ギャグシーンも面白いです。

そして、決めるときは決める相沢のカッコよさも気持ちがいいです。

 

甘く危険なナンパ刑事 見どころとポイント

 

ポイント1

笑える

ギャグ部分は西森さんの漫画の魅力の一つです。

「甘く危険なナンパ刑事」は西森さんの初期の作品ですが、この頃から西森さん独特のセンスが確立していることがわかります。

「今日から俺は!!」などで笑えたシーンがある人は大好きになれる作品だと思います。

お笑いシーンの時のなにかかわいらしい絵柄も健在です。

 

また、独特の言い回しや擬音もこの頃から使われています。。

泳ぐときの「スイーム スイーム」

電車が走るときの「デデコーン」

コーヒーを「コーシー」

走るときの「しゃかしゃか」

などのファンなら見たことがあるような言い回しや書き文字が病みつきになります。

 

ポイント2

悪者を倒してスッキリ

こちらも初期のころから確立しています。

これだけ悪者を倒してスッキリさせてくれる作者様はあまりいないのではないでしょうか。

汚い手を使う悪者をピンチになりつつも相沢が倒してくれるスッキリ感。

本当にスカッとさせてくれます。

 

悪者たちにも、ちょっと肩の力を抜かせてくれるシーンがあるのも大好きです。

相沢の「あー!おばさんだー!」に対して「あ、ホントだ」には笑わせてもらいました。

 

ポイント3

キャラクターの魅力

上記で紹介した言わば「西森節」ともいえるほどの作品の魅力を作っているのは、やはりキャラクターの魅力が大きいと思います。

 

例えば相沢は金と女に弱く、男には強い。

ある意味では嫌な奴に映りかねないですが、なぜか親しみを覚えてしまいます。

独特の軽いノリと本当にピンチになると男の為でも銃を捨てられるところや、ドジな面が人情味を感じるからでしょうか。

仲間の罪をかぶれる素晴らしいヤツですしね。

 

「今日から俺は!!」の良くんのような喧嘩は弱いけど根性はあるキャラもいますし、今井のような笑えるキャラもいます。

しかも女性キャラもかわいいです。

 

まとめ

 

西森さんの作品が好きで、まだ読んだことがない人におススメします。

全2巻、ワイド版なら全1巻なのでお財布にも優しいです。

短い中で西森節が凝縮された作品となっております。

私の周りでは、男性女性問わずファンがいますので女性にもおススメできます。

 

豆知識ですけど、この作品の相沢と権藤が「今日から俺は!!」に登場しているのを知っていましたか?

コミックスをお持ちの人は探してみてください。

ヒントは3巻。

一コマだけなんですけどね。

他にもでていたと思いますので探すのも面白いかもしれませんよ。

さらに、最終巻には甘く危険なナンパ刑事が2話載っています。

麻子の兄が登場する話と相沢が風邪をひいて熱を出してしまい、女性キャラがお見舞いにきてくれる話です。

 

最後に、作中に登場する警察署前の標語が面白かったので紹介します。

「やさしく走ろう千葉の道」

「やめよう暴力知らん顔」

「ガソリン代、ケチる気持ちが事故減らす」

「死ぬと女と遊べない」

「死ぬと男と遊べない」

「私は責任 持ちません 父、母」

「ドロボー喜ぶ ゴールデンウィーク」

「車間をあけよう ベンツ以外にも」

 

甘く危険なナンパ刑事 コミックス

 

作者:西森博之 様

出版社: 小学館

全2巻 完結

 

コミックシーモアで無料立ち読み

下のバナーから無料立ち読みをクリック

 

作者:西森博之様 出版社:小学館 (1990/10/18)
最新情報をチェックしよう!