ガンガンONLINEで以前連載していた「ラヴァーズ・ハイ」という作品をご存知ですか。
5年程前に連載していたと思うのですが、当時私はラヴァーズ・ハイの更新が楽しみだった記憶があります。
ガンガンONLINEの他作品といえば、アニメ化された「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」「月刊少女野崎くん」「田中くんはいつもけだるげ」などが有名どころでしょうか。
この作品「ラヴァーズ・ハイ」はギャグコメディ漫画ですが、個人的には上記作品たちにも負けないくらい面白かったと思っています。
この作品の魅力は一体どこにあるのか。
見ていきましょう。
ラヴァーズ・ハイ 内容
恋をすると人はハイになる。
松安の働く店にはなぜか恋人たちばかり集まってくる。
恋をしたいと思わない松安はイカれたラヴァーズに振り回され気の休まる暇もない。
初心者ラヴァーズは一体何がしたいのか。
そんな疑問をよそにラヴァーズは今日もハイになる。
ラヴァーズ・ハイ キャラクター
松安千歳 （独り身）
喫茶店でバイトをする本作の主人公。
松安の働く店にはなぜか恋人たち（ラヴァーズ）ばかり集まってくる。
ツインテクールで口が悪い。お仕事JK。
冬木悟矢 （ラヴァーズ）
理央の恋人。
恋愛のンの字も知らない。（自称）
翻訳の仕事をしている。
松安とは小学校からの知り合い。
仁科理央 （ラヴァーズ）
悟矢の恋人。
かわいくて一途で身体能力に優れるが、ヤンデレチックなところがある。
弁当にミートボールと間違えてスーパーボールを入れてきてしまうドジっ子。
シナリオライターをしている。
理央が書いたシナリオの最新ソフトは11万本売れている。
宮本弘 （ラヴァーズ）
ほのかの恋人。
ほのかとメールするときは語尾が「にゃん」になる。
ほのかと付き合っていることは一部の友達を除いて秘密。
松安とは隣のクラス程度の接点。
岡野ほのか （ラヴァーズ）
弘の恋人。
おだやか生娘。純真でやさしい。
現実的な常識人。
木崎竜一 （ラヴァーズ）
吉乃の恋人。
なぜか鎧を着用する。
王宮の門番のような融通のきかなさ。
話の退屈さは初ライブの学生バンドのMCレベル。
松安とはご近所同士。
玉村吉乃 （ラヴァーズ）
竜一の恋人。
毒舌チャイナ服。
性格はエキセントリック。
ラヴァーズ・ハイ 感想
主人公の松安と3組の恋人たち（ラヴァーズ）によるギャグコメディ漫画です。
ラヴァーズは恋愛初心者揃いのため、ちょっとしたことで幸せが抑えきれず暴走しがちです。
松安はそれを心底どうでもいいという感じであしらいつつ、なぜか相手をしてあげてしまいます。
基本的に松安の働くお店にラヴァーズが来店してドタバタとギャグを連発する流れが多いです。
女子高生が主人公なのに、なぜか学校での描写が少なく松安の働くお店が中心となって話が進みます。
ラヴァーズ・ハイ 魅力とポイント
ポイント1
ハイスピードギャグ
これがメインです。
狭い喫茶店の中でラヴァーズと松安の掛け合いだけで物語が進むことがほとんどです。
なのに面白い。
作者様の腕なのでしょう。
キャラクター同士の掛け合いがひたすらに笑えます。
独特の言い回しも新鮮でたのしいです。
ポイント2
恋愛初心者のマックスハピネス感。
初心者に限らずだと思うのですが、自分のラヴァーズが一番かわいい、かっこいいと思うものですよね。
自分のラヴァーズという言い方もおかしいですが・・・。
自分ちの猫が一番かわいい、みたいな感覚です。
また、恋愛の始めのころの幸せ感がコミカルにですがよく描かれています。
はい、あーんでハピネスチャージとか、１あーんにつき20ハピネスをチャージできるなど。
冷静時に思い出すと布団の中でバタバタして悶えかねない事案ですが。
蛇足ですが、なんとなく悟矢が私に一番近い感性をもっている気がします。
なにかあっても「かわいいからまぁいいか」と許してしまうとか・・・。
ソレでいいのか、と悩んだり。
ポイント3
キャラがかわいい。
こちらも重要な要素だと思います。
女性キャラは、ジト目ぎみのツインテ・スタンダード美女・毒舌チャイナ服・純心天使。
男性キャラは、基本的にはバカばっかりです。
ただのバカではなく、愛すべきバカです。
色々な個性をもったキャラがいるので、誰かひとりは好みのキャラクターがいるのではないでしょうか。
私が一番好きなキャラは松安ですね。
私は、ジト目・メガネ・パッツン・無口・クール・冷めた性格などのキャラを好む傾向があり、本作の中では松安が一番近いからです。
まとめ
ゆるいけれど笑える漫画を探している人におススメです。
ガッツリと肉を食べる気分じゃないけれど、ちょっと小腹がすいたなぁというときにちょうど良いボリュームと内容。
疲れているときなどにうってつけの漫画と言えます。
タイトルや絵柄からラブコメだと思う人もいるかもしれませんが、ギャグ漫画なので注意してください。
作者様のあとがきでも、この漫画はギャグがやりたかっただけの純・ギャグマンガとあります。
連載当時はこれはアニメになるぞ・・・。
と思っていたのですが、夢はかなわず。
ゆるい感じのアニメ枠でくるかと思ったのですが。
いや、最近は古い作品がアニメになることもあるし、アニメ化作品の弾が少なくなってくればワンチャンあるかもしれません。
ラヴァーズ・ハイ コミックス
作者：大久保樹 様
全2巻 完結
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